空手はあくまで手段

【空手はあくまで手段】


自分はこれまで空手を通して本当に多くの事を学びました。


もし空手をやっていなかったら今の自分は100%ありませんし、やってきて本当に良かったと心から思っています。


同じ様に多くの子供たちに空手を習って欲しい。

そして周りの環境が変わる中でも続けていく事で初めて見えてくるモノも沢山あるので各々の形で良いから続けて欲しいとも思っています。


ただし、親御さんたちには《空手はあくまで手段》であると捉えていて欲しいのです。


もちろん道場では空手を教えていますが、自分が子供たちの指導で最も大切にしたいのは


『空手を教える事』ではなく『空手で教え、空手で伝えられる事』です。


空手は自分の人生を豊かにしてくれました。


だからこそ、そこを伝えたい。


技術よりも大会の実績よりも、もっともっと大切なモノがある。


技術や勝利は本人が求めれば良いものです。

本人が欲るものの学びは通常の何倍にもなります。


しかし親の目的が勝つ事になり、本人を飛び越えて学んだり教えようとすれば子供の学びは大きく損なわれてしまいます。


親御さんたちには


【空手で学ぶ】


をサポートをする気持ちで居て欲しいと思うのです。


空手も大会も子供たちの人生を豊かにするための手段であり、目的ではありません。


どうか子供が道場に通い始めた頃の願いをいつまでも忘れないでいてあげて下さい。