空手を通して子供の心を育てる接し方について

 審判として、観客として、色々な大会の会場に足を運んでいると、大会会場で負けた子供を怒鳴り付けたり、下手をすれば手を上げる親まで目にすることがあります…

 自分がその子供だったら親に同じようにされてヤル気が出て次を頑張ろうと思えるでしょうか?

 

 多分こういう親にとっては、『これまで子供がどれだけ努力をしてきたか』『これまででどれだけ成長してきたのか』なんて関係ないんですよね?その親からすれば「うちは努力が足りないんです」と言われそうですが、努力は義務にした時点で質はガタ落ち、価値はありません。

 

 上に行く人間は自分が勝ちたいと思って自発的に頑張っています。自発的にやってる事はしんどくても充実感があるし楽しいし夢中になってやれるから、もっと頑張ってやろう!って思えます。(自発的行動という事がとても大切で、これはドーパミンという物質の作用が関係してるので気になる方は調べてみて下さい)これを周りから見たら「ヤル気もあって、すごく努力してる」であり、後から自分で考えたりした時に「努力して来たなぁ~」になるんです。

 

 親に強制されて強迫観念だけで行う行動は何かがキッカケで自発的行動に変わらなければ直ぐに限界が来て、緊張の糸が切れるか親に口答え出来る年齢になれば確実に投げ出します。しかも結果に対してのみ評価を与えてしていると、その後に残るのは「結果が出ない努力は無意味」「評価されないなら努力などしない方がマシ」という認識。

 そうすると、挑戦すれば達成出来るかもしれない事柄でも、失敗する可能性があると始めから挑戦さえしない人になってしまいます。

 

 そうならない為にも父兄の方は、子供の「やりたい!」って気持ちを親の「やって欲しい」が超えたと思ったら黄色信号だと思った方が良いです。


 もし「やって欲しい」が「もっとこうさせたい!」になったら赤信号です。
「なんでやらないんだ!」「やらないならやらせる!」になったら、もう信号無視して事故になってます…
直ぐにでも接し方を変えた方が良いと思います。

 

 ちなみに自分の意に反した事柄を押し付けられることで抑制されてきた子供は自立のプロセスを経ておらず、反抗期になると親が自分にしてきたように、周りから見たら理不尽な事でも自分の気を害する物事に強く反抗するようになる可能性が高くなります。要は手の付けられない反抗期を招く可能性が高くなります。

 

 「どうすば子供がヤル気になるのか?」分からなくなったら、子供も大人も同じ1人の人間で感じる感情に差はないので、とりあえず自分が同じ立場だったら、どう接して貰ったら嬉しいか、を考えるのが一番良いのでは無いかと思います。

 一個人の意見ではありますが、もし読まれている方で、お子さんに習い事や勉強をさせてる方がみえましたら、参考にしてみて下さい。

今度時間のある時にやる気について書いてみたいと思います。

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